慶長19年(1614年)10月25日銚子沖に突風が起こり、折柄対岸鹿島灘に出漁中の漁船が風波にほんろうされ溺死したもの千人以上に及んだという悲しいできごとがありました。 この死者を埋葬したのが千人塚です。 銚子の川口は狭く、干潮時と満潮時の潮の流れが急なため、船の出入りがたいへん困難なところで、日本の三大難所の一つに数えられていました。
現在は、利根川沿いに運河方式の新航路が作られ、漁船出入港時の危険はなくなりました。また、千人塚の上には、昭和35年(1960年)に「海難漁民慰霊塔」が建立されました。
海に生きる人々をテーマに描き続けた銚子市出身の日本画家、
渡辺学の描いた漁民の図を刻んだ記念碑があります。
目の前は利根川河口、その先に見えるのはお隣の茨城県。
風車や工業地帯がすぐそこに、筑波山も見えたりします。
住所 | 千葉県銚子市川口町2丁目6426−3 |
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アクセス | バス:JR総武本線銚子駅から川口線「川口千人塚」下車徒歩1分 |