特集

磯あそび特集

磯あそびバナー大2

「今年の夏休みは何をして遊ぼう」、「どこへ出掛けよう」。
そろそろ夏休みの計画を立てている人も多いはず。でも、これから計画する方は、銚子の海で「磯あそび」を楽しんでみてはいかがでしょう。子どもから大人まで楽しめる「磯あそび」は珍しい海の生き物と遭遇できるチャンスがいっぱいです。大人も童心に帰って磯あそび体験をしてみませんか。

◎銚子でみられるおもしろい磯の生き物

銚子の磯には、ヤドカリ・イソギンチャク・魚の稚魚・ヒトデ・ウニ・タコ・カニ等、多種多様な生き物が生息しています。
「長崎海岸」、「君ケ浜(犬吠埼灯台寄り)」、「海鹿島」は、銚子で磯遊びを楽しめるスポットです。干潮になると潮だまり(タイドプール)ができ、そこに、磯の生き物が取り残されるため、普段はなかなか見ることができない生き物をじっくり観察することができます。

さて私は誰でしょう?

アカウニ1

ウニのなかま

何気なく岩を持ち上げたら、岩の下に隠れていました。直径10cmほどあり、実がたっぷり詰まっていそうでした。(美味しそう)って思ってしまうのは私だけ?太平洋側の北限が銚子だよ。

クモヒトデ1

クモヒトデ

長い手足で動く姿はとってもグロテスク!腕や胴が切れても再生し、胴がふたつに分裂すると2匹になってしまうという驚異の生命力!です。実験しちゃダメですよ!

ヤドカリ1

ヤドカリ

イソギンチャクがついた貝かと思ったら「ヤドカリ」でした。自分の身を守るために、毒をもったイソギンチャクを背中につけるとか。…ということはこのイソギンチャクも毒があるのかな。

アメフラシ1

アメフラシ

ぶよぶよとして気味悪がられる事が多いけど、良く見ると大小の2対の触覚があり、可愛い顔をしています。つっついたら紫色の液体を出します。怒っているのかな…。

スナヒトデ1

スナヒトデ

手のひらより少し大きくて、肉厚なヒトデ。クネクネ動いて2本の腕で輪っかの形を作ってくれました。岩場に隠れていても大きいのですぐ見つかってしまいます。かくれんぼは苦手かも?

イトマキヒトデ1

イトマキヒトデ

青と赤が仲良く並んでいました。きれいな星型のイトマキヒトデは、銚子の磯でよく見られます。青いものはたくさん生息していますが、赤いものは数が少ないのでこうして並んでいるのは珍しいです。

メジナの稚魚1

ハゼの稚魚

すばしっこくてなかなか私の網の中に入ってくれません。(私がトロいのか…)

シロウミウシ1

シロウミウシ

体長は大きくても5cmくらい。真っ白な身体に黒と黄色の模様。本当にキレイ!ウミウシはいろいろな色や柄があり、とても神秘的です。海藻にくっついていることが多いので注意して探してみましょう。

ウメボシイソギンチャク1

ウメボシイソギンチャク

潮が引いているときには触手をすぼめているので、本当にウメボシみたいにみえます。味も酸っぱかったりして。(そんなはずないですよね♪)

◎磯あそびを楽しむには

磯あそびだからといって、軽装で出掛けてしまうと思わぬケガをすることも・・・。服装や持ち物の準備をしっかりしてからお出掛けしてくださいね♪ 

■磯あそびの準備と注意点■

≪干潮時刻の確認≫
磯遊びに適した干潮の時刻を新聞や気象庁の潮位表などで確認しましょう。
気象庁│潮汐・海面水位のデータ 潮位表

 

≪服装≫
日よけ用に帽子をかぶり、ケガ防止のために軍手やグローブで手を保護し、足物はビーチ用シューズまたは長靴、濡れても良いスニーカー。ビーチサンダルやクロックスは×。

 

≪用意するもの≫
網(網目の細かいもの)、バケツ、ビニール袋、着替え

女の子01

要注意!!

エイやカツオノエボシなどの危険生物がいます。良く分からない生き物は(素手で)触らないこと!

エイ300×225

エイ

カツオノエボシ

カツオノエボシ

◎磯あそびスポット

銚子の磯あそびに絶好のスポットをマップでご紹介します。
どのおすすめスポットも車で5分ほどの距離ですから、順番に回ってみるのもいいですね。

※ 外洋に面したエリアですので、
  突然の大きな波、天候等十分注意してお楽しみ下さい。

長崎海岸・磯あそび
磯あそびマップ

※掲載内容は、2023年5月2日現在のものです。

<掲載情報について>
各号の記事中で掲載している情報は、それぞれ発行時点でのものです。
このため、記事中で紹介しているリンク先ページは移動・削除・その他の理由により参照できなくなっている可能性があります。予めご了承ください。