春の犬吠散策
風光明媚な春の犬吠埼は、周辺散策を楽しむには絶好のスポットです。
犬吠埼灯台は何度も取り上げていますが、今回は周辺の情報をピックアップしてご紹介します。

【 犬吠埼遊歩道 】
 
犬吠埼遊歩道
 ▲犬吠埼遊歩道

馬糞池
 ▲馬糞池

犬吠埼は銚子半島の東端にあり、太平洋に突き出た岬で三方を海に囲まれています。
犬吠埼はホテル・旅館などが集まっている地域ですが、公園や自然林など緑が多く、また、白亜紀の地層や岩に砕ける荒波などバラエティに富んだ景観を楽しめる場所です

遊歩道の階段を下りて行くと「馬糞池」と呼ばれる、大きな水溜りのような場所があります。波が荒い時は、遊歩道を越えて馬糞池まで届くことがあるので、知らずに歩いていると思わず太平洋の荒波を被ってしまう事があるので注意してください。
灯台に一番近い階段は、通常の階段の段差より低く設置されているので、意外と足が疲れます。無理せず、途中の踊り場で休みながら上がった方が良いですよ。

犬吠埼遊歩道は元々、海岸の崖地植物を観察するために設けられた遊歩道です。遊歩道沿いの崖地には、イソギクやヒゲスゲなどの植物が群落をつくっています。
日差しの強い海辺は温度変化や乾燥が激しく、潮風が運ぶ塩分や砂の移動でも大きな影響を受けてしまいますが、イソギクやヒゲスゲなどは、こうした厳しい環境下にも適応していて、なんとなく逞しさを感じます。

 ※関連ページ ・・・ 犬吠埼灯台

 ※特集バックナンバー ・・・ 犬吠埼灯台銚子パノラマ紀行


【 白亜紀浅海堆積物 】
 
遊歩道脇の「化石漣痕」
▲遊歩道脇の「化石漣痕」
銚子半島は千葉県内でも唯一、中生代の地層が見られる場所です。
なかでも犬吠埼周辺の白亜紀の地層(約1億年前)からは、アンモナイト、琥珀などの化石が多数見つかっています。
犬吠埼灯台の南側にある巨大な地層断面は、白亜紀の浅海特有の堆積構造や化石などが豊富で、地層の標識的な場所として貴重なものとされています。 (平成13年11月16日、国の天然記念物に指定。)

ちなみに、銚子市内の愛宕山(73.6m)や犬若などで露出している「愛宕山群層」と呼ばれる地層は、三畳紀からジュラ紀の地層で約2億年前のもので、県内で最も古い地層です。


【 若山牧水歌碑 】
 
若山牧水歌碑
▲若山牧水歌碑
若山牧水は大正8年1月1日から3日まで、弟子の細野春翆と犬吠埼を訪れ、岬の先端にそびえる白亜の灯台と打ち寄せる太平洋の怒涛に歌心をそそられて、多くの歌を遺しています。遊歩道の馬糞池脇には、碑板が取り付けられています。

≪碑文≫
 犬吠岬にて
 ひさしくも見ざりしかもと遠くきて
 けさ見る海は荒れすさびたり
 遠く来てこよい宿れる海岸の
 ぬくとき夜半の雨ふりそそぐ
 まともなる海より昇る朝の日に
 机のちりのあらはなるかな

【 交通アクセス 】
 
※車をご利用の場合
 
君ケ浜しおさい公園の遊歩道
▲君ケ浜しおさい公園の遊歩道

犬吠埼へ車でお越しの方は、君ケ浜しおさい公園内の無料駐車場に車を止められます。
弓状に描いて延びる約1kmの海岸線を、海を眺めながら散策ができ、日曜日や祝日になると多くの家族連れや若者達で賑わいを見せ、天気の良い日は磯遊びスポットとしても人気があります。
君ケ浜周辺一帯は約10ヘクタールの広さがあり、休憩所などが整備された公園となっていて、近くからは犬吠埼灯台へ続く階段があります。

 ※ 関連ページ ・・・ 君ケ浜


※電車をご利用の場合
 
グランドホテル磯屋からの眺望
▲グランドホテル磯屋からの眺望

JR銚子駅から銚子電鉄を乗り継いで、犬吠駅で下車します。
犬吠駅から灯台方面へと進むと、「グランドホテル磯屋」の入口が見えて来るので、その入口の坂道を下っていくと目の前に雄大な太平洋が姿を現します。
坂を下りきって灯台方面へ進み、トンネルをくぐって進んでください。
このトンネルは直径180cmぐらいで、パッと見は「通れるの?」なんて思ってしまうかも知れませんが、ちゃんと灯台へ続く遊歩道へ出られるので、安心して進んでください。

【銚子電気鉄道】 ・・・ http://www.choshi-dentetsu.jp/

【グランドホテル磯屋】 ・・・ http://www.grandhotel-isoya.co.jp/


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