外川町
外川町は、NHK朝の連続ドラマ『澪つくし』で一躍全国的に名の知れた町です。その当時と変わらない佇まいが、今でもこの町には残っています。
そこに住む人たちも、言葉使いは荒いけれど情が深い、そんな漁師町らしい心温まる町です。

【 ノスタルジックな駅舎 】・・・外川駅

 
 
外川駅  
▲外川駅
外川駅」はJR銚子駅とを結ぶ、全長6.4kmの銚子電気鉄道の終着駅です。
他の駅舎はポルトガル風やオランダ風などの洋風な作りですが、外川駅は古き良き銚子の面影が残ったノスタルジックな駅舎です。
一歩、電車から外川駅へと降りると、そこだけ時が止まったかの様な錯覚を覚え、どこか懐かしを感じる駅です。
ドラマセットの様な雰囲気の駅舎は、このままの形で残っていてほしい駅の一つです。

【 銚子電気鉄道 】 ・・・ http://www.choshi-dentetsu.jp/


【 昔ながらの町並み 】・・・外川町
 
外川町の町並み  
▲外川町の町並み
外川町は、南向きの傾斜地に碁盤目状に家々が並び、太平洋に接する漁港には漁船が連なります。冬場の空気が澄んだ晴れの日には、西の水平線上に富士山が見える時もあります。
銚子電鉄の「外川駅」を出て海の方へしばらく歩いて行き、ふと足元を見ると路面がアスファルトから石畳に変わっていることに気づきます。もうそこは、昔ながらの漁師町「外川町」になります。
「外川」と書いて「とかわ」と読みますが、地元銚子では「か」に濁点をつけて「とがわ」と発音されることが多いです。濁点がつくところはいかにも銚子らしい読み方です。

坂を下っていくと、不思議に感じる事があります。海に向かって坂を下っているのに、水平線が自分の目線よりも上に見えるのです。面白いですね!
  外川町の石畳
  ▲外川町の石畳
このあたりは、釣り客にも人気のあるスポットです。釣り船が多いことや岩場が点在していることなどから、四季を通じていろいろなタイプの釣りが、初心者からベテランまで幅広く楽しめるのです。
もうすっかりおなじみになった「イルカ・クジラウオッチング」も、外川漁港にある「銚子海洋研究所」により運営されています。

※ 関連ページ ・・・ 銚子海洋研究所


【 伝統の技 】・・・万祝式大漁旗
 
  万祝式大漁旗
▲万祝式大漁旗

外川には、「万祝式大漁旗(まいわいしきたいりょうき)」を下絵から1枚1枚手作業で制作している小澤染工場があります。
「万祝」とは、昔から漁師の間で着られている祝い着です。大漁があると、船主は船方(船員)にこれを配り大漁を祝いました。「万祝」の背中には船主の定紋や鶴亀、鯛などの模様があしらわれ、鮮やかな染色で仕上げられます。(「定紋」とは、その家できまっている紋章や家紋のことを言います。)
この「万祝」の模様を取り入れた「万祝式大漁旗」は、船を新しく作った時のお祝いに親戚などから贈られたり、最近では結婚・出産・新築・七五三などのお祝い用としても人気がある工芸品です。正月の銚子の港には、この「万祝式大漁旗」を帆につけた漁船がたくさん係留されます。年の初め、大漁を祈願して漁船が沖合を航行する「漕出式(こいでしき)」は、銚子における正月の風物詩になっています。
この千葉県指定伝統的工芸品「万祝式大漁旗」は一般の方でも購入でき、一枚あたりの価格は畳一帖分で23,000円(小澤染工場)からです。


■ 取材協力
  『小澤染工場』 ・・・ 千葉県銚子市外川町3-10968(TEL:0479-22-2783 / FAX:0479-22-2783)
              工場内は見学も出来ます。詳しくはお問合わせください。

※ 関連ページ ・・・ 銚子百選
  額賀屋染工場

【 天然記念物の極相林 】・・・渡海神社
 
渡海神社の極相林  
▲渡海神社の極相林  
外川の街中を西へ抜けていくと、風情ある漁師町から緑深い林が見えてきます。
「渡海神社」を包み込むようなこの林は、「極相林」と呼ばれる貴重なものです。(昭和34年4月24日、県の天然記念物に指定)
鳥居をくぐり境内へ足を踏み入れると、昼間でも薄暗くひんやりとしているため か、体のまわり を覆うような「自然の気」のようなものを感じることでしょう。
祭神: 猿田彦大神、綿津見大神(相殿)
由緒: 元明天皇の和銅二年外川浦日和山(今の外川町1丁目大杉神社境内)に創祀、后津波のため貞元元年高神の地に奉遷。渡海安全、大漁満作を祈るとことなり庶民の仰篤し、明治6年新治県より郷社に指定さる。
祭日: 例大祭(7月9日)、大潮祭(旧6月15日)、秋祭(10月9日)
(渡海神社社務所発行「渡海神社の極相林 しおり」より)

※ 関連ページ ・・・ 渡海神社

渡海神社の境内
  ▲渡海神社の境内

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