伝統工芸 高嶺ひも
銚子の伝統工芸品である「高嶺ひも」は、創意工夫ある「組紐師 高根弘(雅号 弘文)」の手によって、今なお発展しております。

【高嶺ひも】 
 
千葉県伝統工芸品「高嶺ひも」
▲千葉県伝統工芸品「高嶺ひも」

「組紐」の歴史は古く、奈良時代に中国より仏教文化と共に組紐の技術が渡来しました。
平安時代になると日本独特の技術が発展し、日本組紐として優美な紐が作られるようになりました。

戦国の世では甲冑や武具の部分として、戦場でも耐えることが出来る丈夫な紐として使用されましたが、江戸時代になると戦国時代のような混乱はなくなり、世の中は安定してきたため組紐は美術品として人々に愛用されようになりました。
明治に入ると、その精巧な伝統技術を用いて「帯締め」や「羽織紐」が製作される様になり、「高嶺ひも」はその組紐の技術と、新しい創作技術を加えた組紐として独自の発展をしてきました。

 

「高嶺ひも」は糸を染めるとこから始まるため、大変な手間と時間がかかります。
一つ一つ手で編んでいき、一編みごとに「ギュッ」と人力で絞っていくので、出来上がりは非常に柔らかくそれでいて丈夫な紐が出来上がります。(手にした瞬間、馴染んでいる感じ。)
機械編みの紐は機械の絞りがきつく、微妙な風合いが出ないため、なんとも味気なく硬い紐になります。
また「高嶺ひも」は、糸や編み込む模様によって様々な編み方があります。伝統的で格調高い唐組や丸源氏、角源氏、平源氏といった編み方の他に、組紐では高嶺ひもだけでしか出来ない唯一無二の三角源氏なるものもあります。

現在、「高嶺ひも」は帯締めだけでなく、ネクタイや携帯ストラップなど幅広い用途に用いられています。また、イギリスでは組紐を紹介する書籍が作られたりするなど、デザイン界や欧米からも注目を集めています。
これからも「高嶺ひも」の伝統は新しい試みよって、多くの人々に継承されていくのではないでしょうか。


【一期一会】 
 
二代目 高根弘(雅号 弘文)
 ▲二代目 高根弘(雅号 弘文)

高嶺ひもは銚子市春日町にある「高嶺ひも工房」か、展示会が行われる展示会場でしか購入できない貴重な品です。
「購入される方には、話をしながら直接販売したい」という、二代目である高根弘(雅号 弘文)さんの好きな言葉「一期一会」の気持ちから来るものではないでしょうか。

銚子市天王台にある「地球の丸く見える丘展望館」で年に3回開催されている展示会には、県外からのお客様も多数訪れます。
中には、中国やモンゴルから訪れるお客様もいるそうで、そういった人たちとの出会いを大切にしている高弘さんの組紐には、どこか愛情が感じられます。その愛情のこもった「高嶺ひも」は、やがて購入者にとって愛着のあるものに変わり、一生ものの宝になることでしょう。

高根さんは組紐歴69年にもなる大御所ですが、会って見ると意外と華奢で、腰はピッとしていて話し好きなおじいさんといった感じです。
しかし高嶺ひもの実演では、職人らしい真剣な眼差しが印象的です。紐を編む手捌きは実にスムーズで、年齢を感じさせず「さすが職人」といった感じで、編み込んでいきます。

二代目 高根弘(雅号 弘文)
 ▲携帯ストラップとトンボ
高嶺ひもは高価なイメージがありますが、最近の人気商品は携帯ストラップやミサンガといったアクセサリーが中心で、中でもミサンガ(\800〜)は若者に大変人気があるそうです。
また、トンボのアクセサリーは縁起物として人気があり、スポーツ関係者が大量で購入していくそうです。
【お問合せ先】
 千葉県指定伝統工芸品 「高嶺ひも工房」
 二代目 高根 弘(雅号 弘文)
 三代目 高根 茂樹
  住所 : 銚子市春日町2807-10
  電話 : 0479-22-3702

【展示会のお知らせ】
第17回 高嶺ひも展 ▲高嶺ひも展
 ▲高嶺ひも展
  11月28日(日)まで「地球の丸く見える丘展望館 2階展示ギャラリー」にて、帯締め、飾り紐、携帯ストラップ、組紐ネクタイなど392点が展示販売されています。
 
●展示会場
地球の丸く見える丘展望館 2階展示ギャラリー
●お問合せ先
銚子市天王台1421-1 TEL : 0479-25-0930



>> 前のページへ戻る   >> トップページ

Copyright (C) 2001-, Choshi Tourist Association All Rights Reserved.