銚子で描く 小さなスケッチ

旅先で見る風景や、身近な草花をただ鑑賞するだけではなく、スケッチしてみてはいかがですか。
スケッチは野外で気軽に描けるところが最大の楽しみです。筆やペンで気軽に心に感じるままに描く。それは、とても素敵な旅の思い出になることでしょう。
銚子で絵を描き続ける、画家のサイトウヒロミチ氏、高根正子氏の作品と共に、おすすめスケッチの旅をご紹介します。


【菜の花の中を走る銚子電鉄】
  銚子駅から外川駅まで全長6.4kmの私鉄の旅。メルヘンな駅舎やレトロな外川駅は、人気の観光スポットですが、その駅舎や銚子電鉄をスケッチしてみてはいかがでしょう。季節によって菜の花や紫陽花(あじさい)、コスモスやキャベツ畑など、沿線の四季折々の美しい風景を絵にすることができます。
菜の花の中を走る銚子電鉄
▲君ケ浜駅近くの銚子電鉄線路沿い。満開の菜の花と夕陽に染まった空、のどかに走る「銚子電鉄」のコントラストが好きでよく描く風景の一つです。
画/文:サイトウヒロミチ 氏

 
 サイトウヒロミチ 氏 プロフィール
  昭和11年 銚子に生まれる。
幼少の頃から、絵を描くことが大好きで、中学時代から銚子を歩きスケッチをしていた。
武蔵野美術学校(現在の武蔵野美術大学)を中退後、印刷会社などの勤務を経て、画家として現在に至る。
アクリル絵の具や水彩画を用いた作品が多く、銚子の風景や、レトロな絵などさまざまな描写で観る人の目を楽しませてくれます。
 ■スケッチのおすすめスポット
 

・ 銚子電鉄・・・沿線の何気ない風景にも可愛い電車を入れるとのどかな絵になります。
・ 長崎海岸から見る灯台・・・岩や波、青い空、銚子を代表する風景です。

 ■スケッチを楽しむポイント
  観た風景に創造力をプラスして描画する。
   
【銚子ポートタワー】 サイトウヒロミチ 『バラエティ絵画展』
  郷土の画家サイトウヒロミチ氏が今回は、銚子の風景をはじめ、乗り物、人物、花などを描いたバラエティに富んだ作品を多数展示します。
  ・期間 : 平成18年3月2日(木)〜 4月2日(日)
・場所 : 銚子ポートタワー 2階展示ホール

【身近な草花もスケッチの素材に・・・】
  普段何気なく通り過ぎる道端にも、力強く根を張り、可憐な花びらや、実をつける草花があります。そんな名も知らぬ草花をスケッチしてみるのも素敵です。
銚子半島は、潮の影響で、暖流系と寒流系の両方の植物が観察できることで知られています。
特に犬吠埼周辺は、四季折々の海岸植物の宝庫で、海から吹いてくる強風や塩分を含んだ風に耐えながら、可憐な花をつけています。
春を彩る桜の花
▲春を彩る桜をスケッチしたものです。四季折々の身近な草花に目を向け、感じたままを絵にしていきます。
画/文:高根正子 氏

 高根正子 氏 プロフィール
  昭和20年 銚子に生まれる。
多摩美術大学を卒業後、デザイン研究所、高校講師などの勤務を経て1980年「デザインオフィスたかね」を設立。銚子、東京にて水彩画教室を主宰、現在に至る。
「とっておき、銚子散歩 改訂版」(稲葉豊和 編著)内でもスケッチが掲載されている。風景や草花をモチーフにした水彩画を数多く発表している。
 ■スケッチのおすすめスポット
  ・ 犬吠埼周辺と屏風ケ浦沿いの台地の草木・・・四季折々の植物をみつけられます。
・ 長崎海岸と黒生海岸の岩場・・・季節や時間帯によって違った表情をみせてくれます。
 ■スケッチを楽しむポイント
  ・ 一歩外へ出るとスケッチしたくなる風景にたくさん出会います。
・ 足をとめた風景やふと目にとまった愛らしい草木を感じたまま描くこと。
   

【スケッチしてみよう】
携帯用絵の具とスケッチブック
▲携帯用絵の具とスケッチブック

スケッチ旅行用に携帯用の絵の具もありますが、始めは、未使用の葉書や、ペン、鉛筆などといった身近にあるものでも十分です。
携帯用の椅子やシートなども持参するといいでしょう。ゆっくり描く時間のない人は、下描きだけしておいたり、写真に撮っておき、後で自宅でゆっくりと描くという方法もありますね。
大切なのは、描きたい風景や物を、忠実に再現しようと思わず、そのときの感動を素直に描くことだそうです。


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