臥龍の藤

銚子市にある妙福寺は、妙見様の名で広く親しまれていて、地元銚子でも「妙福寺」よりも「妙見様」でわかる人が多いほどです。
また、妙福寺はフジ寺としても有名で、境内にあるフジの老木は「妙見様の藤」と呼ばれ、銚子の観光名所の一つにもなってい
ます。


妙福寺
  妙福寺
▲妙福寺

妙福寺は、1314年に現在の八日市場市山崎地区に日佑聖人によって開創されました。開創当初は般若寺と呼ばれ、真言宗に属してましたが、当時の住職が別の信仰へと改宗し、1300年代に現在の地に移転して、海上山妙福寺となりました。
妙福寺の境内には、組込式枡組という釘を一本も使わない建て方で
築造された、妙見宮本殿と妙見堂があり、妙見宮本殿には聖徳太子が自らの童子姿を作ったとされる、北辰妙見大士尊像が祀られています。
この北辰妙見大士尊像は、銚子に縁の深い源満仲が深く崇拝し、征夷大将軍・源頼朝、天下統一をした豊臣秀吉、三韓征伐の加藤清正など、数々の武将に伝承され、後に妙福寺に奉納されました。
以来、開運勝利、海上安全、天下泰平などの祈願成就の神として人々の信仰を集め、北辰妙見大士尊像を祀ってある妙福寺は、『銚子の妙見様』と呼ばれるようになりました。
ここは、「銚子の妙見様」「能勢の妙見様」「柳島の妙見様」と言われる、三大妙見の一つでもあります。

【関連ページ】・・・妙福寺
境内にある妙見宮本殿
▲境内にある妙見宮本殿

藤まつり
  5月の上旬から中旬にかけて、フジの花が見頃を迎える妙福寺では藤まつりが開かれます。
フジの花が咲くこの期間は、ライトアップされている夜間がおすすめで、昼間とは別の景観を演出し、夜間は違った趣きのフジが楽しめます。
また、境内には薄紫色のフジの他に白いフジもあり、大小3つのフジ棚が見られます。
例年、5月の第一日曜日の午後には神輿も担ぎ出され、威勢良く、いなせな格好をした担ぎ手達が町を練り歩き、多くの見物客が見守ります。
  夜は、幻想的なフジ棚
▲夜は、幻想的なフジ棚
○ 期間
   5月上旬(3・4日の土日は催しなどが予定されています)
○ 場所

   妙福寺(銚子市妙見町1465 TEL:0479-22-0650)
※ 当日は車を停めるスペースがありませんので、車でお越しの際はご注意ください。

臥龍(がりゅう)の藤
  樹齢750年以上の「臥龍の藤」
▲樹齢750年以上の「臥龍の藤」

妙福寺には、平安時代中期に京都から移植された、樹齢750年以上と伝えられる老木のフジがあります。
この老木のフジは、幹の根元が龍の寝ている姿に似ていることから「臥龍(がりゅう)の藤」と言われ、千葉県の天然記念物にも指定されています。
また、臥龍の藤の他に、樹齢300年を越す白いフジ棚なども見られます。
臥龍の藤は、1本の幹が12本に分かれており、高さ2.5m、10m四方のフジ棚から下がる花房は長さ1.5m以上もあり、満開の時は見事な花すだれで、フジ棚の近くに寄ると濃厚なフジの香りが漂い、訪れる人々を魅了します。

【関連ページ】・・・妙福寺
【関連ページ】・・・銚子百選 『臥龍の藤』


春の散策
 

妙福寺は、「おすすめコース」のコーナーで紹介している、ハイキングコース「怒涛周遊」の観光ポイントの一つです。
日中はコースにしたがい銚子駅を出発し、花見客で賑わう妙福寺のフジを見て、寺の前にあるヤマサ醤油の工場見学をして、 屏風ケ浦や犬吠埼を周って銚子の豪快な自然を満喫。銚子電鉄で終点の銚子駅まで戻り晩御飯を食べた後は、日中に行った妙福寺に戻って、
ライトに照らし出された幻想的な夜のフジ棚を、ご覧になってはいかがでしょうか。

※ おすすめコースの概要は、ハイキングコース「怒涛周遊」をご覧下さい。



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