![]() |
| 『銚子カメラ博物館』は、まもなくオープン1周年を迎えます。 博物館に収められているカメラは現在1151台。これらは、山口製菓舗先代の故山口卓郎氏が約40年の歳月をかけて集めたもので、明治期の貴重なものから、世界の各メーカーのカメラまで様々です。展示品の他にも約2000台を所有しており、現在も交友のある人達の手により、分類・整理がすすめられています。 平成22年3月27日のオープン以来、全国各地からたくさんの方が訪れており、パン屋店内にある大学ノートには、入館者の感想が記されています。 カメラ好きでなくとも、必見!ぜひ一度、足を運んでみてください! |
| 【取材協力】山口製菓舗 |
![]() |
|
![]() 「銚子カメラ博物館」(左)と パン屋「赤毛のアン」(山口製菓舗) |
大好きなカメラの収集に情熱をそそいだ山口製菓舗の先代山口卓郎氏のコレクションを展示しているのが『銚子カメラ博物館』です。 平成17年、74才で逝去された卓郎氏は、生前から「カメラ博物館」を作るのが夢でした。そんな夢を実現するきっかけとなったのが銚子市のまちづくり活動を支援する「銚子賞」です。館長の山口佳郎氏(卓郎氏ご子息)は、夫人の由美子氏と“カメラの歴史、文化を次世代に継承することを目的とし、さらには、全国的に広く公開し地域の活性化をも図る”というコンセプトで「銚子賞」に応募し、受賞したのです。 「カメラ博物館」はフィルムを模った壁面と真っ赤な扉が目印、パン屋「赤毛のアン」(山口製菓舗)は、アンの家を再現したグリーンゲイブルズハウスです。 |
| カメラ収集家の山口卓郎氏は、1932年、老舗山口製菓舗の2代目として誕生した。 昭和33年頃から、趣味が高じてカメラの収集を始め、以来、約40年の歳月をかけた収集品の数はおよそ3000台にも及ぶ。 博物館設立により、カメラの歴史、文化を次世代に継承し、さらには観光地銚子の地域の活性化にも役立つことができたことを一番喜んでいるのは、卓郎氏ではないだろうか。 |
![]() 山口 卓郎氏 |
|
【銚子カメラ博物館の場所】
|
![]() |
|
| [ご注意]展示品の説明は出来かねますのでご了承ください。 | ||
![]() |
|||
赤い扉を開けて白い階段を上がっていくと、そこはもうカメラの世界です。 順路は、明治、大正、昭和へと進むようになっており、その時代に合わせた雰囲気にフロア全体が設計されているという細部にまで工夫されています。いろいろな国で、そして様々な場面で人物や風景を写してきたであろうカメラ達の、時代と共にデザイン、機能が変化してきた様が手に取るようにわかります。 明治~大正時代の大型暗箱カメラや、昭和に入ってからのスプリングカメラ、二眼レフは、国内外のほぼ全種が収められています。また、35ミリカメラではドイツの高級カメラメーカー、ライカ。中でも貴重なのがライカAタイプや、一気に250枚撮影ができるライカレポーター、また、日本の35ミリカメラではキャノン、朝鮮戦争でマグナムの外国報道カメラマンが愛用したことで一躍人気の出たニコンなどのシリーズなど。 そのほか、オードリー・ヘプバーン主演の「ローマの休日」の中で隠し撮りに使われたライター式カメラと同機種のもの、射撃の標的確認用の機関銃カメラなど、どれも興味深いものばかりです。 |
|||
![]() |
![]()
![]() |
![]() |
![]() |
|
| 大型乾板式カメラ ~明治時代~ |
大型乾板式スタンドカメラ ~明治時代~ |
唐草模様と真鋳製の暗箱カメラ ~大正時代~ |
|
![]() |
![]() |
![]() |
|
| 暗箱カメラとボックスカメラ ~大正時代~ |
田淵行男氏が 晩年愛用したカメラ |
ライカ250型レポーターカメラ 一気に250枚撮影できる |
|
| 1975年(昭和50)4月から半年間放映されたNHK連続テレビ小説「水色の時」のモデルにもなった山岳写真家・高山蝶研究家の田淵行男氏をご存じだろうか。卓郎氏は親交のあった田淵氏から2台の愛用カメラを譲り受けた。このカメラは、「田淵行男コーナー」に飾られている。 田淵氏のロマンあふれる生き方は、長野県安曇野のナチュラリストとして業績をたたえられ、「田淵行男記念館」として設立され、田淵作品の大半を貯蔵している。 [田淵行男記念館] ホームページ: http://azumino-artline.net/tabuchi/ |
![]() 田淵 行男氏 山岳写真家 高山蝶研究家 |
|
![]()
![]() |
![]() |
![]() |
|
| 射撃の標的確認用の 機関銃カメラ |
全長約5cmのミニカメラ | 「ローマの休日」で使用された ライター式カメラと同型のもの |
|
まだまだご紹介しきれないカメラの数々。カメラ好きなら、何時間眺めていても飽きない、夢のような空間です。 きっと、カメラの不思議な魅力に魅了されてしまいますよ。 |
※掲載内容は、2011年2月28日現在のものです。
<掲載情報について>
各号の記事中で掲載している情報は、それぞれ発行時点でのものです。
このため、記事中で紹介しているリンク先ページは移動・削除・その他の理由により参照できなくなっている可能性があります。予めご了承ください。